砂糖対応!?どこかで聞いたことがあるような言葉ですね。
なんとなくニュアンスがわかる気もしますが・・・
「塩対応」「神対応」類義語も併せてお伝えします!
「砂糖対応」の意味
「砂糖対応」という言葉は、甘い対応を指し、「神対応」と似た意味を持ちます。
主にネットスラングとして使われることが多いようですが、厳しい指摘を避けて甘やかすこと、相手の望む言葉や態度で接すること、親切な振る舞いをすることを含むようです。
このフレーズは、味覚の「甘い」と厳しさに欠ける「甘い」をかけた言い回しで、「砂糖」を形容詞・形容動詞的に使っているんですね。
特にアイドルやタレントのイベントでよく用いられ、握手会などの直接的な会話がある場面や、ステージ上でのファンサで見られます。
そのため、日常用語というよりは、オタク用語としての使い方が多そうですね。
「塩対応」という、そっけない対応を表す言葉の対義語として生まれましたが、「塩対応」と比べると、まだ一般には広まっていないため、理解されにくいこともあるのでは?
「砂糖対応」のルーツ
「塩対応」という表現は、アイドルやタレントのイベントで使われることがありますが、この言葉は、調味料の「塩」がしょっぱいことから「しょっぱい対応をされる」ことを意味します。
その対義語として、「しょっぱくない=甘い」という考えから「砂糖対応」というフレーズが生まれたようです。
「砂糖対応」はナゼ使われ始めたの?
砂糖対応という言葉は、塩対応に対する反対語として考えられたので、「塩対応があるなら、その反対の砂糖対応もあってもいいだろう」という発想から生まれたようですね。
ただ、この言い方はそれほど広く使われていないので、塩対応の反対語としては「神対応」という言葉がより一般的でしょう。
「神対応」とは
主に企業のクレーム対応などにおいて、驚くほど行き届いた対応を示す時に「神対応」という表現が用いられます。
不具合製品の迅速な修理サービスや、配慮に満ちたサービスなど、最高の評価を表す際にしばしば使われる言葉です。
また、アイドルや声優が握手会などでファンと交流する場において、優しく愛情あふれる対応を見せることも「神対応」と称されますね。
このような対応は、その詳細がSNSなどで広く共有されることが少なくありません。
それは、神対応は受けた人々が魅了されるからです。
マイナスの感情を持っていた相手に対しても、最大限の気配り、誠実さ、優しさを示し、その人を自分のファンに変えてしまうこともあるでしょう。
対義語は「塩対応」です。
「塩対応」とは
そっけない、愛想がなく、冷たい接し方を指す言葉が「塩対応」です。
「しょっぱい」という表現は主に味の塩辛さを意味しますが、表情や態度に不快感が表れている様子を指すこともあります。
場合によっては、「相手を舐めている」という意味が連想されることもあるようですね。
塩対応は、アイドルの握手会などでファンに対して示される素っ気ない対応を表す言葉としてよく使われ、この対応を単に「塩」と呼ぶこともあります。
アイドルの塩対応には拒絶を感じるファンもいれば、その素っ気なさをキャラクターの一部と受け止めて好意的に見るファンもいます。
このような塩対応に対して、ファンを大切に扱う真心ある対応は「神対応」と称されます。
なお、神対応はアイドルだけでなく、企業の対応にも使われますが、塩対応が企業などで用いられることはほとんどありません。
これには理由があり、アイドルに素っ気なくされて喜ぶファンはいても、問い合わせやクレームをした企業から同様の対応を受けて喜ぶ消費者はいないからです。
したがって、塩対応はアイドルに限られた特殊なコミュニケーションスタイルと言えるのではないでしょうか。
まとめ
「砂糖対応」とは、やはり想像していた通りの言葉でした。
様々なネットスラングのうちの一つということで、あまり聞いたことのない方にもご理解いただけたと思います。